GROUNDは3月28日、オカムラによる追加出資を受けて、同社との資本業務提携を強化すると発表した。
両社は、ロボット技術を活用した物流システム事業の新しい取り組みを目的として、2016年5月に資本業務提携を締結。現在も協業の進展により、大型・中型の物流施設への提案やプロジェクトマネジメント等で実績を上げている。
今回の資本業務提携の強化は、AI技術を用いたソフトウエア活用による企業の物流改革に寄与することを目的としたもの。
AIで物流施設内の各工程の作業進捗状況やマテハン機器ロボットの稼働状況、人員配置や作業効率などのデータに基づいた適時把握を実現し、最適化を図る。これにより、自動化・省力化を推進し、人の手が必要な作業を最小化した環境を提供することで、企業の物流改革に寄与する。また、両社のさらなる関係性を構築することで、物流システム事業の成長を推進する。
オカムラは、物流システム事業での主力製品の能力・汎用性の向上と、スマート物流の実現につながるオカムラならではの製品・サービスの開発・提供を目指しており、GROUNDとの協業を通じて、AI技術に基づくソリューション提供力やソフトウエア開発力を強化し、事業の成長を推し進める。また、技術人財との連携を通じて、提案力やソリューション力の向上を目指す。
GROUNDは、両社が有するソリューションやサービスの営業連携、相互送客、連携提案などを実現し、新規顧客獲得と両社の顧客基盤の拡大を目指す。特に、AIソフトウエア「GWES」のより密に連携した販売強化と販路拡大に努める狙い。
