自動車部品メーカーのエクセディは4月26日、倉庫等での利用を想定したスマートロボット2機種の試験提供を、2024年後半に予定していると発表した。
<スマートロボットの紹介動画>
このうちの1機種「パワフルタイプ」は、工場や倉庫での重量物運搬の用途を想定したロボットで、自律走行・ルート走行・追従走行の各走行モードを備えている。
また、同社はロボット制御ソフトやプログラミングの知識がなくてもロボットに指示を出せる標準装備のアプリケーションや、クラウド上でロボットとアプリを連携できるスマートロボットプラットフォームを合わせて提供。複数の走行モードとアプリケーションとを組み合わせることで、より柔軟で拡張性のあるロボットの活用が可能になる。
同社は1923年の創業以来、自動車駆動系部品を中心に製品・サービスを提供してきたが、近年では駆動系部品の開発で培ったコア技術を生かして「人・物の移動を快適にする」ことを目指し、脱炭素やライフスタイルの変化など、産業構造や社会環境の変化に合わせ、新事業領域参入や新製品開発を進めている。