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日揮ほか/北海道の物流施設で次世代型太陽電池の実証開始

2024年04月26日/SCM・経営

日揮・エネコートテクノロジーズ・苫小牧埠頭の3社は4月25日、薄型で軽量な次世代型太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の実用化に向けた実証実験を苫小牧埠頭の物流倉庫で本格的に開始したと発表した。

<苫小牧埠頭の物流倉庫>
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<実証実験設備の取付状況>
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ペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン型太陽電池と同様の発電効率と、柔軟に曲がる性質を持ち、従来型ではこれまで設置が難しかった場所(建物の壁面や曲面、耐荷重の小さい屋根等)への設置が可能となることから、「次世代型太陽電池」として期待されている。

3社は2023年10月に実証実験の開始を決定。実験は2024年4月1日から本格的に開始し、物流倉庫の屋根と壁面に取り付けられたペロブスカイト太陽電池から発電データを取得している。

<エネコートが開発したペロブスカイト太陽電池>
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なお、北海道でペロブスカイト太陽電池の実証実験は初めてとなり、今後、低温・積雪・塩害などの環境条件を持つ北海道の港湾エリアで1年間かけて実験を実施し、3社共同で社会実装に向けた検討を加速していく。

実証期間は2025年3月31日までの予定。

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