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ANA 決算/3月期の国際線貨物収入49.5%減

2024年04月26日/決算

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ANAホールディングスが4月26日に発表した2024年3月期決算によると、貨物収入は国際線が1555億円(前年同期比49.5%減)、国内線が224億円(6.8%減)となった。

国際線貨物では、北米=アジア・中国間の需要の取り込みに努めたものの、半導体・電子機器、自動車関連をはじめとした主要産業のマーケット需要が減退したこと等から、輸送重量・収入ともに前期を下回った。

路線ネットワークでは、需要動向を見極め、貨物専用機の供給量を柔軟に調整することで収益性の確保に努めた。

営業・サービス面では、航空便を利用する企業の脱炭素化をサポートするプログラム 「SAF Flight Initiative」で、2023年9月から貨物代理店に加え荷主企業を対象としてCO2削減証書を発行する新たなサービスを開始した。

なお、同社は2023年7月に日本貨物航空(NCA)を完全子会社とする株式交換契約を締結しており、2024年7月1日をもって株式交換の効力が発生する予定。

次期については、国際線貨物で半導体・電子機器、自動車関連といった主要産業におけるマーケット需要の増加を見込んでおり、高単価貨物の取り込みによって収益の最大化を図る。

また、NCAのグループ化により、高品質かつ競争力のある航空貨物輸送サービスの提供を進める。

国内線貨物では、物流業界が直面する「2024年問題」の対応として、国内旅客定期便の貨物空きスペースを有効活用することで、航空貨物の利用拡大を図っていく。

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