ヤマトホールディングスが5月8日に発表した2024年3月期決算によると、売上高1兆7586億2600万円（前年同期比2.3％減）、営業利益400億5900万円（33.3％減）、経常利益404億5800万円（30.3％減）、親会社に帰属する当期利益376億2600万円（18.0％減）となった。
セグメント別では、宅急便をはじめとする小口輸送サービスのリテール部門では、外部顧客への売上高は、宅配便の単価は上昇したものの、取扱数量が減少したことなどにより8779億4800万円となり、前年度に比べ1.9％減少した。営業利益は、オペレーティングコストの適正化に向けた取組みを推進しているものの取扱数量の減少分を補うには至らず、前年度に比べ97億８00万円減少した。
法人部門では、外部顧客への売上高は、国際輸送の需要が減少したことなどにより8240億9600万円となり、前年度に比べ2.6％減少した。営業利益は、リテール部門への配達委託に関する費用が増加したことなどにより、前年度に比べ85億5100万円減少した。
その他の外部顧客への売上高は565億8100万円となり、前年度に比べ5.8％減少した。また、営業利益は127億3400万円となり、前年度に比べ8.4％減少した。
＜各商品の個数（冊数）＞
なお、2025年３月期より中期経営計画で定義した「エクスプレス事業」「コントラクト・ロジスティクス事業」「グローバル事業」「モビリティ事業」の４事業によるセグメントに変更する。
次期は、売上高1兆8200億円（3.5％増）、営業利益500億円（24.8％増）、経常利益500億円（23.6％増）、親会社に帰属する当期利益320億円（15.0％減）を見込んでいる。
