TC神鋼不動産は5月8日、大阪府泉佐野市において、第5弾となる「AS-LOGI りんくう」の開発用地を2024年2月に取得し、2024年4月に着工したと発表した。
また、兵庫県神戸市西区において、第3弾である「AS-LOGI 神戸Ⅱ」についても、2024年2月より工事に着手している。
＜計画位置図（広域）＞
＜計画位置図（狭域）＞
「AS-LOGI りんくう」は、りんくうタウンに位置しており、関西国際空港島中心部まで約8km、阪神高速4号湾岸線「泉佐野南」ＩＣまで約450mであり、関空税関支署管轄の保税地域であることから航空貨物を取り扱う広域集配拠点として期待される。また最寄り駅のＪＲ関西空港線/南海電鉄空港線「りんくうタウン」駅から徒歩13分で、地域の通勤者に対する利便性を備えており雇用者確保にも期待できる環境だ。
仕様・設備面では、大型車5台のトラックバースと大型3台のトラック待機場と一般駐車場を備えた地上5階建てのBOX型物流施設。特徴としては２～5階の倉庫部分に空調を実装しており、従業員の労働環境に配慮した計画。また、荷物用エレベーターを3基設けることで、上下階の荷物の搬送に十分な能力を確保するとともに、各階に事務所を設け将来の汎用性にも対応している。
＜AS-LOGI 神戸Ⅱイメージパース＞
＜計画位置図＞
「AS-LOGI 神戸Ⅱ」は、神戸市が造成した「神戸テクノ・ロジスティックパーク」内に位置しており、周辺には物流施設や工場等が集積。三宮まで約27分、大阪まで約50分、山陽自動車道・神戸淡路鳴門自動車道「神戸西」ＩＣまで約1.5 ㎞といった便利なアクセスで、広域集配拠点として期待される。また、最寄り駅の神戸電鉄栗生線「木津」駅から徒歩6分で、通勤者の利便性にも期待できる環境だ。
仕様・設備面では、鉄骨造地上4階建の1～2階スロープタイプでマルチ対応も可能、床荷重1.5t/m2、梁下有効高5.5m、荷物用ＥＶ及び垂直搬送機を各2基確保した汎用性の高い仕様となっている。
BCP対策として非常用発電機を設置、環境面においてはCASBEE 「Ａ」ランク認証や全館LED照明を採用。建物内には売店やカフェテリアスペースを設置しており、働きやすさにも配慮した計画としている。また、売店は一般開放をするほか、敷地内ではキッチンカーの運営(不定期)も予定しており、周辺企業を含めた地域の活性化に寄与できる施設としている。
■概要
名称：AS-LOGI りんくう
所在地：大阪府泉佐野市りんくう往来北2-2 他
交通：JR・南海「りんくうタウン」駅 徒歩13分
阪神高速4号湾岸線「泉佐野南」約450ｍ
敷地面積：4545.65m2(1375.05 坪)
延床面積：1万581.13m2(3200.79坪)
階数：S造・5階BOX型
設計・施工： 大和ハウス工業
スケジュール：2024年４月着工、2025年6月竣工
名称：AS-LOGI 神戸Ⅱ
所在地 兵庫県神戸市西区見津が丘 1-17
交通：神戸電鉄栗生線「木津」駅 徒歩6分
山陽自動車道・神戸淡路鳴門自動車道「神戸西」約 1.5㎞
敷地面積：9688.05m2(2930.63 坪)
延床面積：2万1276.35m2(6436.09 坪)
階数： S造・4階スロープ型
設計・施工：奥村組
スケジュール：2024年2月着工、2025年2月竣工
