日本通運は5月8日、滋賀県湖南市で新倉庫「NX栗東湖南倉庫」を、同月7日から稼働開始したと発表した。
滋賀県は東海道新幹線、名神高速道路、新名神高速道路、北陸自動車道といった主要な広域交通基盤が発達し、東西交通の要に位置している。また琵琶湖からの豊富な水源や都市部への交通利便の優位性などを背景に、電機・電子、半導体関連企業などが集積し、物流需要が高まっている。
このほど稼働開始したNX栗東湖南倉庫は、単に物を保管するだけでなく「1拠点で一貫して作業が行える倉庫」をコンセプトとし、付加価値の高いロジスティクスサービスを提供する。
立地のよさを活かして大阪、名古屋、北陸の中継基地としての機能を果たすほか、重量品の取り扱いができる天井クレーンの併設、倉庫床荷重を備え、半導体製造装置関連の顧客ニーズに対応する。また入出庫・保管作業のほか、国際輸送における海上コンテナの積み込み・積み下ろし作業、輸出梱包作業などにも対応可能で、関西エリアでの主要な物流拠点となる。
■新倉庫の概要
名称:NX栗東湖南倉庫
所在地:滋賀県湖南市緑台一丁目 2315-32
構造:RCS造 地上4階(倉庫部分3階建)
延床面積:6万2804.07m2(1万8998.23坪)
主要設備:定温設備(899坪、温度 20~25℃、湿度 80%以下)
天井クレーン(5t×2基)、倉庫荷重(1階:7t/坪、2・3階:5t/坪)
営業開始日 : 2024年5月7日