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日本GLP/熊本県大津町に初の物流施設開発、近鉄ロジが一棟利用

2024年05月10日/物流施設

日本GLPは5月10日、熊本県大津町で総延床面積約1万3200m2の先進的物流施設「GLP 熊本大津」の開発を行うと発表した。

半導体やパソコン・サーバーなどを輸送する近鉄ロジスティクス・システムズ(本社:東京都品川区)が専用施設として一棟利用する。熊本県内での物流施設開発は日本GLPで初。今年10月に着工し竣工は2025年12月末の予定。投資総額は41億円。

<「GLP 熊本大津」完成イメージ>
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熊本県大津町は海外の大手半導体企業や世界有数の半導体製造装置メーカーが集結する半導体産業団地に近隣し、関連部品や精密機械を保管するための先進的物流施設への需要が高まっている。

<周辺図>
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開発予定地は熊本空港から約7km、九州縦貫自動車道「熊本IC」から約11km、「益城熊本空港IC」から約16kmの距離にあり、九州全域をカバーする広域配送の拠点として優れた立地条件を備えている。

地上4階建てのボックス型施設となる計画で、荷物用エレベーターと垂直搬送機を設け、施設内の効率的な物流オペレーションをサポートする。床荷重は1.5t/m2とし重量のある荷種にも対応可能。また全館に空調設備を設け、従業員の快適な就労環境を整備する。

さらにGLPグループが掲げるサステナビリティ原則に沿って、カーボンニュートラルの実現や地域社会への貢献、BCP対策等「持続可能な資産の開発・運営」のための取り組みを推進。LED照明の導入や入居企業の脱炭素化、環境認証の取得などを予定している。

日本GLPの帖佐義之社長は、「本開発地は急拡大する半導体産業団地に近接しており、九州経済の中核を担う重要な立地にある。今後も九州地方での開発機会を見極め、積極的な開発活動を推進していく」とコメントしている。

■施設概要
施設名:「GLP 熊本大津」
所在地:熊本県菊池郡大津町大字杉水 3713-1 他
敷地面積:約6400m2
延床面積:約1万3200m2
構造:地上4階建て、耐震S造
着工:2024年10月(予定)
竣工:2025年12月末(予定)
認証取得:CASBEE 認証(予定)

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