フューチャーアーキテクトは、物流統括管理者(CLO)の戦略策定から推進・実行までを支援するコンサルティングサービスを7月から本格展開する。
今年4月に改正された物流関連2法で、一定規模以上の特定事業者となる荷主企業に、CLO設置が義務付けられることを受けて実施するもの。
物流最適化を担うCLOにはサプライチェーン上の荷量や積載量の可視化などデジタル戦略が求められる。同社はテクノロジーと物流のノウハウを活用し、戦略立案や構想具現化、実装まで一気通貫で支援する。
具体的には、企業の枠を超えて社会課題の解決と経済価値創出を両立する「共有価値創造戦略」を支援するとともに、最新テクノロジーを活用し、システム実装やAI活用など「デジタル領域」に加え、サプライチェーンネットワークの再編など「フィジカル領域」までを包括的に支援する。
一例としては、法規制対応へ荷待ち・荷役時間短縮に向けた自動化やシステム投資、データ利活用による積載率向上。サプライチェーン全体の可視化については、荷量・積載量等のデータの可視化やリアルタイム化などを挙げている。
ローランド・ベルガー/物流危機に求められる変革でレポート、CLO選任はチャンス