精密測定機器及び試験機器の商社であるタイムテクノロジージャパンは、このほど空間物流ロボット開発メーカー「STON」の日本代理店サービスの提供を開始した。
2010年に設立したSTONは、独自の高出力分散制御システムを組み込んだ高性能の空間搬送ロボットや貨物の自動積込みローディングロボット を提供するハイテク企業。
その中核技術チームは14年にわたる研究と開発、製造の経験を有しており、現在までSTONが手掛けたプロジェクトは1000以上。米ゼネラル・モーターズ(GM)の一次サプライヤーとして、自動車パワートレイン加工自動化分野をリードし続けている。
空間搬送ロボットとは、仕分けロボットにCNC工作機械・駆動技術、フォークリフト技術を組み合わせ、さらに小型化されたハイパワーキャビネットレス制御システムが効率的な空中仕分けのスマート倉庫を実現したもの。一般的な倉庫管理を上空に移し、地上の制約から脱却する先進的なシステムとしている。
また、貨物自動積込みローディングロボットとは、地面上の台車の位置に応じて、幅・奥行・高さ方向に自在に可変変形な適応型キャリッジ積載ロボットで、市場のほとんどの車両に対応することができる。
これらを導入することで、「短工期で立体的な倉庫に改修(高さ3~13mまでの倉庫を改修可能)」、「建設コスト(通常のフォークリフト倉庫の1/5~1/3)」「通常倉庫の3倍以上の保管能力」「パワフルなパフォーマンス(最大荷重10t/最大移動速度18m/分(X軸)」「人件費を大幅に削減」をメリットとして挙げている。