日本石油輸送が8月5日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高82億4700万円(前年同期比4.5%増)、営業損失6600万円(前期は5200万円の損失)、経常利益3700万円(35.5%減)、親会社に帰属する当期純利益1億4200万円(462.9%増)となった。
セグメント別に見ると、石油輸送事業では、鉄道輸送における出荷地変更の影響等による輸送数量の増加や、自動車輸送における主要顧客の運賃改定等により、売上高は36億7900万円(5.3%増)、営業利益は700万円(前年同期は6600万円の損失)だった。
高圧ガス輸送事業は、運賃改定の進捗やLNG輸送における需要増により、売上高は21億1200万円(1.9%増)。人件費等の経費増で1億500万円の損失(前年同期は7400万円の損失)だった。
化成品・コンテナ輸送事業では、新規顧客の開拓やコンテナ使用料適正化などを進め売上高は23億1800万円(6.0%増)だったが、成長投資に伴う償却費の増加などがあり4100万円の損失(前年同期は1400万円の利益)となった。
通期は、売上高355億円(1.5%増)、営業利益15億円(4.0%減)、経常利益16億5000万円(7.7%減)、親会社に帰属する当期純利益12億円(4.0%増)を見込んでいる。