京セラコミュニケーションシステム(KCCS)と出前館は、車道を走行する中速・中型無人自動配送ロボットを活用し、「出前館」より注文された商品を配達するデリバリーサービスの実証実験を北海道石狩市緑苑台東地区の一部エリアで8月22日から開始する。
KCCSは、この中速・中型無人自動配送ロボットを活用したさまざまなサービスの提案、実証を通じ、地方自治体や企業と協力した技術開発・サービスの検証を進めている。また、より実用的なサービス展開を目指し、実証実験より夜間配送を開始する。
出前館は、全国47都道府県でシェアリングデリバリーのサービス展開をしており、新しいテクノロジーを活用しながら、あらゆる人々を支えるライフインフラとしてさらなるデリバリーの日常化を目指している。
KCCSと出前館は実証実験で、地域社会の課題解決に向け、新しいデリバリーサービスの検証に取り組みむとしている。
なお、近年、過疎地域だけでなく都市部や郊外の住宅街においても、高齢化の進展や食料品小売店の減少などの経済社会構造の変化による買い物弱者の増加が「食料品アクセス問題」として社会的な課題となっている。また深刻な人手不足などの課題を解決し、より便利な暮らしの実現に向け、積載量や配送効率の向上が期待できる配送能力の高い 「中速・中型」 自動配送ロボットの社会実装が期待されている。