NXホールディングスとグルーヴノーツは9月25日、航空貨物の混載仕立て業務の自動化に向けた実証実験を開始した。
今回の取り組みでは、レーンと貨物種別を限定して業務プロセスを整理、サンプルデータを用いて最適化技術を活用した混載仕立ての検証を開始した。
今後は検証結果をもとに航空拠点での導入・実用化に向けた制約条件などを確認し、特定路線だけでなく取り扱い航路全体での運用を検討する。
なお導入により期待できる効果として、業務にかかわる時間を2025年以内に5%削減、その後5年で25%削減することを目標にしている。将来的にはNXグループ内での水平展開により、船舶、鉄道、トラック輸送といった様々な活用で物流効率化に貢献することを目指す。
これまで航空輸送における混載仕立て業務は、高度な知識と経験が求められるために自動化が難しい領域とされてきた。しかし今回の提携により、実現が困難とされてきた自動化に向けた検証を実施するまでに至っている。
今回の取り組みにより、混載仕立て業務の効率化やヒューマンエラーの防止など正確性の向上を目指すとしている。
NXHD/ベトナムの南北を48時間で毎日つなぐ鉄道輸送サービス開始