GLPキャピタル・パートナーズは、関連会社と一部国際事業(GCP International)などを、米国ニューヨークの大手投資会社アレス・マネジメント(アレス)が37億ドルで取得する正式契約を締結したことを発表した。
事業取得に際しての37億ドルの内訳には、18億ドルの現金、約19億ドルのアレスのクラスA普通株式が活用される。
GCP Internationalは、2024年6⽉30⽇時点で440億ドルの運⽤資産を運用するオルタナティブ資産の運用会社。ブラジルやベトナムなどの新興経済国で有数の物流不動産のプラットフォームとしての地位を確立しているほか、約3000万m2を超える物流不動産を管理している。
今回の取得を経て、GCP Internationalのアジア市場での物流不動産がアレスと合流。これによりアレスは、約960億ドルの不動産を運用する、世界でトップ3の物流不動産所有者および運営会社の地位を確立する形だ。
なお取引は、GCP InternationalがGLPキャピタル・パートナーズのグレーター・チャイナ事業から分離することを受けて行われており、GLPキャピタル・パートナーズはグレーター・チャイナ事業への投資に重点的に取り組んでいくという。