キナクシス・ジャパンは10月25日、エクソンモービルと共同開発契約を締結したことを発表した。
エクソンモービルは、世界最大級の統合燃料、潤滑油、化学関連を扱う企業。キナクシス・ジャパンは今回の締結を通じて、エネルギー業界向けに特化したサプライチェーン・テクノロジー・ソリューションを創出する。
エネルギー業界特有のサプライチェーンの課題として、業界全体の標準がなくスプレッドシートや手作業に大きく依存している現状がある。キナクシスとエクソンモービルは、こうした複雑な燃料商品市場向けの供給と需要の計画ソリューションに重点的に取り組んでいくという。
また、化学品および潤滑油分野では、両社は製造および物流の制約管理に加え、シナリオモデリングと評価を組み合わせた高度な計画ソリューションを開発する。
共同開発では、上流業務向けに特化した既存の販売および業務計画ソリューションを導入し、資材や資産の調達、保管、移動を最適化することで、稼働率の向上とコスト削減を図るとしている。
キナクシス・ジャパン/小野薬品のサプライチェーン業務の効率化を支援