川崎汽船は11月27日、「自動車船部門グローバル会議」を開催したと発表した。
会議には海外主要5拠点より、26名のナショナルスタッフおよび在勤員を迎え、11月11日から13日の3日間で営業・戦略セッション、11月14日・15日の2日間で運航・輸送品質セッションに分かれ、それぞれ議論した。
営業・戦略セッションでは、海外主要拠点からのナショナルスタッフ、在勤員、および本社スタッフを含めた総勢約30名の参加者が集まった。「Deep-Diving Competitive Position Analysis and “K” LINE’s Growth Strategy」をテーマに、環境対応や事業強化につながる成長戦略をオープンに協議した。
運航セッションでは、海外拠点の運航管理、購買を担当するナショナルスタッフおよび在勤員と、本社スタッフを加えた総勢約25名の参加者が一堂に会し、最適運航・最適購買を達成するための各拠点の役割と責任分担を確認。最適運航の基盤となる安全性・遵法性、最適購買の基盤となる品質・持続性を主なキーワードに、各拠点で具体的に取り組むべきアクションについて活発な議論が行われた。
輸送品質セッションでは、海外拠点のナショナルスタッフおよび在勤員と、本社スタッフから総勢26名の参加者が参加。顧客に対するより高品質な輸送サービスの提供を実現するため、各拠点における事故や問題解決の具体例を取り上げ、現行の貨物取扱手順書の見直しを行った。また、タイムリーに同手順書を改訂し、確固たる安全輸送体制を構築するための新たなスキーム立ち上げも行ったという。
今後も同社は、定期的なグローバル会議の開催を通じてありたい姿を共有し、各拠点が相互に連携・協働することで持続可能な事業活動の展開を目指す。また、自動車船事業の発展と持続的な成長を目指し、自動車産業のサプライチェーンを支える社会的使命を果たしていくとしている。
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