アイホンは12月25日、PacPortと共同開発した次世代型宅配システム「Pabbit（パビット）」が、佐川急便のサービスに試験的に対応すると発表した。
＜システム概要＞
「パビット」は、荷物の伝票番号や荷物情報などをセキュリティ解除キーにできるシステム。集合住宅用インターホンシステムdearis・PATMOαやオートロック解錠用専用端末Pabbit Liteで、伝票番号や荷物情報を宅配業者のシステムと照合して認証、荷物が配達中の場合のみオートロックを解錠する仕組みだ。
今回の試験的対応により、「パビット」搭載のインターホン及び端末が設置されたマンションやアパートでは、佐川急便のWebサービスであるスマートクラブおよび、佐川急便LINE公式アカウントを通じた「オートロック物件での玄関前置き配」に対応できるようになる。
宅配物の多様な受け取り方が求められる昨今において、オートロック付きのマンションでも増えてきた「置き配」への要望に応える形だ。なお今回の試験的対応は、居住者の利便性のみならず、配送効率を上げることによる環境負荷の低減といった、社会課題への取り組みも含んでいるという。
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