兵庫県トラック協会は1月から、会員企業2120社との各種連絡業務を効率化するため、クラウド型顧客関係管理(CRM)システム「Synergy!(シナジー)」の運用を始めた。
従来は会員との通信手段が電話、FAX、郵送を主とし、書類のやりとりや手作業のデータ入力に時間と手間がかかっていた。物流の2024年問題を踏まえ、ITとDX化に取り組む。
「シナジー」は、シナジーマーケティングが提供するソリューション。会員情報を一元管理し、メール配信やアンケートなどを効率化する。
例えば、メール機能を活用してFAXや電話対応をデジタル化し、研修や助成金、新制度などの案内を迅速に行ったり、専用フォームでセミナーやイベントの受付、会員アンケート調査を行ったりできる。
兵庫県トラック協会はシステム導入を機に、会員とのコミュニケーションを円滑化し、人手不足解消や働き方改革に貢献することで、業界全体の競争力強化を目指すという。