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三和建設/全国の危険物倉庫約360拠点を網羅したマップ発表

2025年01月21日/物流施設

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三和建設は1月21日、全国の危険物倉庫約360拠点を網羅したHAZ-MAP(ハズマップ)を公開した。

<全国の危険物倉庫マップHAZ-MAP(ハズマップ)>
20250121sanwakensetsu1 - 三和建設/全国の危険物倉庫約360拠点を網羅したマップ発表

HAZ-MAPは、物流企業各社のホームページなどで公開されている情報をもとに作成した全国危険物倉庫マップ。国内の危険物倉庫約360拠点を網羅し、地図上で視覚的に情報が把握できるだけでなく、取り扱い種別、サービス、地域など、多角的な条件で絞り込み検索が可能。

<危険物倉庫面積年別推移グラフ>
20250121sanwakensetsu2 - 三和建設/全国の危険物倉庫約360拠点を網羅したマップ発表

国交省の倉庫統計季報によると、国内の危険物倉庫の合計面積は77.3万m2(2023年12月時点)。掲載拠点360件のうち、各社のホームページ等により約8割の拠点の倉庫面積が判明しておりその合計は57.3万m2になる。現在、日本国内で把握できる情報を手作業で集め、算出した情報だが、国内の危険物倉庫(営業倉庫)の9割以上を網羅したマップとなっている。

これにより、荷主企業にとっては自社のニーズに最適な危険物倉庫を迅速かつ効率的に見つけることができ、物流企業や物流施設デベロッパーにとっては新規倉庫開発の検討材料として活用することで、新たなビジネスチャンスの創出に繋げることができる。

同社は2024年中に4都市17棟(倉庫面積約1.6万m2)の危険物倉庫を完工した。社会全体のコンプライアンス意識の高まり、そして国家戦略としてのリチウムイオン蓄電池や半導体の増産体制の整備、EC市場の拡大など、2025年以降も危険物倉庫のニーズは高まっている。

三和建設は、2025年も8拠点23棟(倉庫面積約 1.9万m2)の危険物倉庫を計画、設計、施工中。RiSOKO として2019年以降の5年間で合計40棟3.27万m2の危険物倉庫を完工することができたが、倉庫統計季報によると2019年以降の危険物倉庫面積は58.3万m2から77.3万m2に増加しており同社での貢献は20%にも満たないといえる。今後、このHAZ-MAPの継続更新をおこなうと共に、利用者からの声に応え更にユーザビリティを高めていくことで、危険物倉庫”建設”という枠に縛られることなく少しでも危険品物流業界へ貢献していくとしている。

なお、物流企業や物流デベロッパー各社はそのニーズに応えるために危険物倉庫開発プロジェクトを立ち上げるが、実行に移される計画は限定的な状況が続いている。

これは、特に営業倉庫であれば交通の利便性が高い事が求められる一方、法的要件から建設可能なエリアが限られていること、また適地が見つかったとしても階数や面積等の規模に関する法的制限を受けるため敷地活用の効率が低く、土地購入費を合わせると事業採算性が合わずプロジェクトを前に進めることが困難という現実がある。

需要が旺盛にも関わらず、なかなか開発が追いつかない理由はこうした適地の確保にも大きな課題があると推測ができる。

■全国の危険物倉庫マップHAZ-MAP(ハズマップ)
https://risoko.jp/hazardous_map/

三和建設/2024年初旬に着工した9棟の危険物倉庫を3都市で完工

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