ANAホールディングス(HD)が2月3日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、貨物収入は国際線が1432億円(前年同期比20.3%増)、国内線が175億円(2.0%増)となった。
国際線貨物では、アジア・中国発北米向け三国間貨物の旺盛な需要を取り込んだこと、自動車関連を中心に日本発着の需要が緩やかに回復したことなどにより、輸送重量・収入ともに前年同期を上回った。
路線ネットワークでは、需要動向を見極めて貨物専用機の運航路線や供給量を柔軟に調整し、収益確保に努めた。
また、成田空港で10月から新たな貨物施設の供用を開始。施設の集約や無人搬送車の導入による作業の効率化、温度管理施設の拡充など品質向上に取り組み、貨物の国際競争力を高めるとしている。
ファイズHD 決算/4~12月の売上高15.7%増、営業利益12.4%増