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マルハニチロ物流/川崎第一物流センター南棟完成、全自動倉庫を導入

2025年02月28日/物流施設

マルハニチロ物流が建設していた「川崎第一物流センター」増設棟(南棟)が、国内最大規模の冷蔵倉庫集積地である東扇島物流基地内に完成、3月1日から稼働を開始する。

<「川崎第一物流センター」南棟>
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川崎第一物流センターは、首都高速湾岸線や東京湾横断道路を利用した集配アクセスに便利な場所に立地し、冷凍食品など高回転貨物に対応。同社最大規模の保管能力を有し、グループ物流事業の関東・首都圏地区の輸配送・保管拠点として重要な役割を担っている。

南棟には全自動倉庫を導入し入出庫自動化と省人化を実現。フォークリフト作業や手荷役の減少により貨物破損を削減し、より高品質な物流サービスの提供を目指している。

<最新の全自動倉庫を導入>
0228maruhanitiro2 - マルハニチロ物流/川崎第一物流センター南棟完成、全自動倉庫を導入

全自動倉庫には約1万4000枚のパレットを収納でき、最大1時間約120パレットの入出庫が可能。冷却設備に自然冷媒(アンモニア、CO2)を採用し、全館LED照明を設置するなど環境負荷の軽減にも取り組む。

さらに大規模地震の発生に備え免震構造を採用するなど安全性を確保した設計で、既存棟の「北棟」と同様、トラック予約システムの運用により待機時間の削減を図る。

同センターの増設により、マルハニチログループの成長戦略であるバリューチェーン強化に貢献する物流拠点整備の一環として、関東・首都圏地区の製品配送のさらなる効率化を見込んでいる。

■施設概要
事業所名:マルハニチロ物流 川崎第一物流センター 南棟
所在地:神奈川県川崎市川崎区東扇島25-1
敷地面積:約4950m2
建築面積:3969.81m2
設備能力:3万1603トン
着工:2022年10月
稼働開始:2025年3月1日
従業員数:約50名(川崎第一物流センター合計)
事業内容:冷凍食品を中心とした農畜産品等の保管業務、運送取り扱い事業、通関事業および流通加工事業

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