サカイ引越センターは4月7日、近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術専攻教授 安起瑩(あんきよん)ゼミでグラフィックアートを学ぶ学生が、サカイ引越センターとの産学連携の共同研究活動として、同社のPRトラックのラッピングデザインを手掛けたと発表した。
<サカイ引越センターのPRトラック、活動の経緯やデザイン案などが閲覧できる二次元コードもラッピングにプリントされている>
4月17日に近畿大学東大阪キャンパスで、担当した学生も参加して完成披露会を実施する。
近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術専攻の安ゼミは、2023年12月にサカイ引越センターから依頼を受け、同社PRトラックのラッピングデザインプロジェクトを開始した。2024年5月には、学生らがサカイ引越センター本社を訪問し、引越体験や社員とのディスカッションを行った。その場で、プロジェクトの目的として、「近畿大学とサカイ引越センターの連携活動が分かりやすく伝わること」「インパクトのあるビジュアルで強く印象に残るようにすること」「親しみやすいデザインであること」などが共有された。
学生は、この共通認識を踏まえて、8チームに分かれてデザイン案の制作を進め、担当者へのプレゼンテーションやディスカッションを経て、最終的に14案をサカイ引越センターに提出した。その後、同社関係者1115人の投票により、サカイ引越センターのコーポレートキャラクター「まごころパンダ」と「近大マグロ」を組み合わせたデザインが選ばれた。
さらに、停車中のトラックを背景に写真を撮りたくなる“映えスポット”となるような仕上げを施し、「移動をエンジョイするフォトスポットトラック」と命名しました。ラッピングには二次元コードがプリントされており、本活動の経緯やデザイン案などが閲覧できるようになっている。
学生たちは、この産学連携プロジェクトを通じてデザインの提案から実用化までを経験し、実学教育で課題解決を学んだ。