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大林組/神奈川県厚木市に6.1万m2の物流施設開発、2026年末完成予定

2025年05月08日/物流施設

大林組は5月9日、神奈川県厚木市において、物流施設「(仮称)OAK LOGISTICS CENTER厚木」の建設工事に着手したと発表した。大林組が事業主として開発を手がける物流施設として13件目となる。竣工は2026年12月の予定。

<(仮称)OAK LOGISTICS CENTER厚木 完成イメージ>

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同施設は、圏央道「相模原愛川インターチェンジ(IC)」から約3.8km、「圏央厚木インターチェンジ(IC)」から5.3kmに位置している。首都圏への配送に加え、圏央道経由での東名高速道路・中央自動車道の利用により、関東全域、さらに西日本もカバーする広域配送拠点として非常に優れた立地条件を備えている。

また、同施設が位置する神奈川県内陸工業団地周辺地域には、飲料や食品、自動車部品関連などの工場、および3PLを含む物流企業が集積しており、テナント企業のサプライチェーンの効率化に大きく貢献することが期待される。

<位置図)>

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施設規模は、地上4階建て、スロープ方式で、1階を低床バース(44台)、最大床荷重を3.0t/m2、3.5tカウンターフォークリフト(2~4階は2.5tカウンターフォークリフト)が走行可能な仕様としており、重量物の取り扱いにも柔軟に対応可能。最小区画は4429.7m2(約1340坪)からで、最大7テナントが入居できる。

大林グループは、長期ビジョン「Obayashi Sustainability Vision 2050」を策定し、脱炭素社会の実現に向けた技術開発や施策に取り組んでいる。同施設においても屋上に太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギー由来の電力を施設全体に供給することで、テナント企業の環境負荷低減に貢献する。

また、構造部分に使用するコンクリートの一部には、大林組が開発した低炭素型のコンクリート「クリーンクリート」を採用予定。CASBEE、BELSなど環境認証も取得する方針だ。

大林組は、物流施設「OAK LOGISTICS CENTER」シリーズの開発を通じ、顧客のサプライチェーンの効率化に貢献するとともに、企業価値の向上に取り組むとしている。

■施設概要
名称:(仮称)OAK LOGISTICS CENTER 厚木
所在地:神奈川県厚木市下川入123番1
交通:圏央道「相模原愛川」IC(約3.8km)、「圏央厚木」IC(約5.3km)
敷地面積:2万7591.58m2(8346.45坪)
延床面積:6万1877.58m2(1万8717.96坪)
貸床面積:約5万4577m2(約1万6510坪)
規模・構造:4階建て/S造
駐車場台数:大型車 16台、乗用車 63台
設計:陣設計
設計監修・施工:大林組
着工:2025年5月1日
竣工:2026年12月(予定)
その他
トラックバース:1階低床式44台、2階高床式40台
床荷重:1階3.0t/m2、2~4階1.5t/m2
梁下有効:1階6530mm、2~4階5500mm

 

 

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