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富士ロジテックHD/厚木市に新たな物流拠点開設、神奈川エリア8拠点に

2025年10月20日/物流施設

富士ロジテックホールディングス(HD)は10月20日、神奈川県厚木市の「KDXロジスティクス厚木」内に新たな物流拠点「厚木三田第2ロジスティクスセンター」を開設したと発表した。

新センターの延床面積は6738m2(2038坪)で、これにより厚木市・相模原市周辺の同社の物流拠点は8施設、エリア総面積は9万3642万m2(2万8327坪)となり、首都圏への物流ネットワークのさらなる強化を図る。

<KDXロジスティクス厚木 外観>
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同社は1970年代に静岡から関東へ進出、最初の拠点として厚木市を選定した。その後、相模原市に2拠点、座間市に1拠点を開設するなど神奈川エリアでの事業を拡大してきた。

厚木三田第2ロジスティクスセンターは圏央道圏央厚木ICから3.6km、東名高速道路厚木ICから6.9kmと、高速道路へのアクセスに優れた立地。同エリアで物流拠点の集中的な展開により、拠点間での人員の相互応援や荷物の振り分けなど、顧客の物流変動にも迅速に対応できる体制の構築を整備する。

また各拠点ではアパレルや家具、文書保管など多岐にわたる商材を取り扱っており、エリアの様々な業界ニーズに応える倉庫ネットワークを構築。新拠点の開設により事業基盤は、より強固なものとなる。

<音声ピッキングシステムを導入>
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さらに拠点間では、同社独自の音声ピッキングシステテム「VIPS」を神奈川事業部で取り扱う荷主業務の95%(2025年8月末現在)で導入し、生産性を従来比1.4倍に向上。エリア内のシステムを統一することで、相互応援やデータに基づくロケーション効率化も実現した。

同社は、同エリアにおける重点戦略として、EC物流の専門センター化を推進しており、化粧品やアパレル、日用雑貨など多様な荷主に対応できる汎用性の高いセンターを目指している。集中的な拠点展開やシステム標準化による効率的な人材配置を実現することで、EC関連事業をさらに拡大したい考えだ。

■施設概要
拠点名:厚木三田第2ロジスティクスセンター
所在地:神奈川県厚木市三田字上川原2079
延床面積:2038.54坪(6738.97m2)
建屋延床面積:6131.49坪(2万0269.4m2)
設備など:天井高:6m以上、床荷重:1.5t/m2

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