SBSHDが11月12日に発表した2025年12月期第3四半期決算によると、売上高3643億6000万円（前年同期比10.3％増）、営業利益173億3800万円（31.1％増）、経常利益173億8200万円（27.9％増）、親会社に帰属する当期利益96億2500万円（27.4％増）となった。
セグメント別では、主力の物流事業で既存顧客との取引拡大に加え、高い物流機能を求める新規顧客の獲得や、EC物流の需要取り込み、ラストワンマイルでの置き配サービスの本格導入など、サービスラインナップの拡大にも注力したことなどから、売上高は3380億3800万円（8.9％増）、営業利益は82億7800万円（29.5％増）となった。
不動産事業は、開発事業と賃貸事業で構成されており、開発事業では顧客の物流ニーズに合った大型倉庫を土地の取得から建設まで一貫して実施。賃貸事業では、グループで保有する倉庫、オフィスビル、レジデンス等から賃貸収益を得ている。
将来の投資に向けた物流不動産の流動化に伴い計上する収益は不動産事業に含めており、第3四半期では連結子会社が所有する販売不動産（野田瀬戸物流センターＡ棟）の信託受益権の一部譲渡を実施した。その結果、不動産事業の売上高は186億6200万円（46.6％増）、営業利益は90億3000万円（41.4％増）となった。
通期は、売上高4850億円（8.2％増）、営業利益205億円（15.8％増）、経常利益201億円（8.9％増）、親会社に帰属する当期利益112億円（16.4％増）を見込んでいる。
日本郵船 決算／4～9月の売上高10.2％減、営業利益41.2％減
