アイオイ・システムは10月1日から、仕分け・ピッキングエリアの現場改善に向け「立体型仕分けソーター」3機種の受注販売を開始する。
<Damon社フラッシュソーター(左)、NIDO社アストロソート(右)>
人材不足が続く物流現場に対し、ROI(投資収益率)やPPM(誤出荷率)を軸に事業内容・規模に合わせた改善を提案しようと、選択肢を提供するもの。
新製品のラインナップは、NIDO社(インド)製「ASTRO Sort/アストロソート」と、Damon社(中国)製「FLASH SORTER/フラッシュソーター(Tシリーズ)」「FLASH SORTER/フラッシュソーター(Eシリーズ)」の3機種。
「アストロソート」は処理能力800–1000 pcs/hで、導入コストを抑えたエントリーモデルとなる。
「フラッシュソーター Tシリーズ」は、1400–1800 pcs/hで中規模センター向けスタンダードモデル。拡張性とコストパフォーマンスに優れる。
「フラッシュソーター Eシリーズ」は大規模物流センター向けハイエンドモデルで、ピーク対応と高効率運用を実現する。
それぞれ投入口数、仕分け方式、設置スペース、導入コストなどで差別化しており、既存のデジタルピッキングシステムやAGV、自動倉庫との連携設計もできる。
仕分け精度に関しては、バーコードや画像認識と連携した自動仕分けにより、ヒューマンエラーを排除。スキャンから流し込みまでの一貫したフローで正確な仕分けを実現し、異常検知時はアラートや自動排出で即時対応する。
階層式の間口構造のため、限られた庫内スペースにも多数の仕分け間口を配置できる点も特長。機械が反復作業を担うことで、作業者は判断、検品、梱包など付加価値の高い作業に専念できる。
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