ベトナム・ハイフォン市のディープシー工業団地は1月27日、自動車部品物流のホンダロジコムベトナムが同団地で物流倉庫の建設を開始したと発表した。
倉庫の総床面積は5300m2で、6月から一般倉庫と保税倉庫の運営を開始する。
ホンダロジコムベトナムはベトナム国内に3か所の物流倉庫を運営しており、4拠点目となる新倉庫は既存倉庫の倍以上の床面積となる。ベトナム北部最大の港であるハイフォン港に隣接するディープシー工業団地内に立地することにより、物流コストを抑えながら効率よく顧客のリードタイム短縮を目指す。
ディープシー工業団地は、ベトナムのハイフォン市とクアンニン省にまたがる3400ヘクタールの敷地を有するベトナム北部最大級の工業団地。1997年にベルギーの港湾開発会社レンタポート社とベトナム・ハイフォン市との共同出資により事業をスタートし、今年で25周年を迎え日本企業も多数進出している。隣地にはベトナムの国産自動車会社ビンファースト社が立地し、近年は自動車部品、エレクトロニクス関連、物流企業の進出が増えている。