阪急阪神エクスプレスは6月23日、兵庫県神戸市の六甲アイランド内で倉庫を移転し、4月7日より六甲アイランドカーゴターミナル(RICT)として営業を開始したと発表した。
子会社である阪急阪神ロジパートナーズがRICT内の保税蔵置場の認可を取得し、5月1日より保税貨物の取り扱いを開始している。
移転は2025年3月末の神戸航空貨物ターミナル(K-ACT)の事業終了に伴うもので、神戸・播磨エリアにおける航空輸出入機能を維持するための倉庫を探していた。
RICTが位置する六甲アイランドは、工場や港湾施設などが多く立地している。神戸周辺からのアクセスが良いだけでなく、阪神高速道路湾岸線を利用することで、関西国際空港までトラックでの直送が可能であるなど、利便性に優れている。
元々、同社K-ACT倉庫は神戸・播磨エリアの顧客の貨物を集荷し、入庫・ラベル貼付・出庫の作業を経て関西国際空港までの輸送を行うための航空輸出貨物の手倉倉庫として機能しており、顧客のリードタイム短縮に貢献していたほか、航空輸入貨物の保税蔵置場としての機能も有していた。
引き続き RICTにおいても、六甲アイランド内で倉庫拠点を確保することで、その機能を保ち、顧客のニーズに合ったきめ細やかなサービスを提供していくとしている。
■概要
名称:阪急阪神エクスプレス 六甲アイランドカーゴターミナル
Rokko Island Cargo Terminal (RICT)
所在地:神戸市東灘区向洋町西6-16
使用面積:810m2(うち157.5m2が保税蔵置場)
構造:鉄骨造
業務内容:航空輸出入貨物保管・管理、梱包、国内集荷配送、保税貨物取扱
業務開始日:2025年4月7日