NIPPON EXPRESSホールディングスは10月31日、NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合の案件として、配送プラットフォームを提供する「ピックゴー」を運営するCBcloudに出資し、資本業務提携契約を締結したと発表した。
＜資本業務提携契約を締結＞
CBcloudは2013年に設立。物流業界の課題解決に向けた新たな社会インフラの構築を目指し、テクノロジーを駆使したサービスを展開している。
同社の主力サービスである「ピックゴー」は、荷主と配送パートナー（車両・ドライバー）を直接つなぎ、軽貨物個人事業主約7万人が登録する国内最大級の配送プラットフォーム。ドライバーの適切な評価制度や24時間365日の配送対応とサポート体制を整備しているのが特徴だ。
NXグループはCBcloud社への出資を通じて、物流の可視化と効率化を推進し、ドライバーの評価制度によりキャリア形成を支援。担い手の増加と持続可能な物流体制の構築につなげたい考えだ。
具体的な取り組みとして「ピックドー」のNXグループでの活用や、取引書類の電子保管システムの開発を挙げている。NXワンビシアーカイブズが提供するデジタルソリューション「WAN-RECORD Plus」と「ピックゴー」を連携することで、作業完了時の報告書類の電子保管体制の構築に取り組む。
また「ピックゴー」のオプションサービスとして、NXグループだけではなく物流業界全体に対し、下請法5条書面の電子保管ソリューションを提供する。
さらに「ピックゴー」を基盤とした新システムの開発を通じて、NXグループ内の運送事業のデジタル化を推進し、グループ内外の既存システムとの連携を図ることで事務オペレーションの効率化にも取り組んでいく。
こうした取り組みにより、NXグループはトラック新法における努力義務への対応に向け、オペレーションの高度化を目指すとしている。
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