NIPPON EXPRESSホールディングス（NXHD）は9月30日、グループ会社のMDロジスティクスが米国インディアナ州プレインフィールドにある物流拠点の改修工事を終え、全館、米国の基準に準拠した医薬品専用施設として稼働を開始したと発表した。
＜倉庫外観＞
施設はMDロジスティクス最大規模の物流拠点。2024年9月、北側エリア約1万8500m2を改修し、定温エリア（15～25℃）と冷蔵エリア（2～8℃）の2温度帯を備えた医薬品専用施設にした。
今回、新たに南側エリア約1万8500m2mについても、改修工事を7月に完了。総面積約3万7000m2の全館が、cGMP（米国における医薬品やバイオ製品の製造および品質管理に関する規制基準）に準拠する施設となった。
＜南側倉庫内観＞
南側エリアの改修では、定温エリア（15～25℃）を整備し、医薬品、健康関連製品などの品質を確保するための最適な保管環境をつくった。
既存顧客だけでなく、新規顧客の需要にも対応できるようにし、拡大するライフサイエンス・医薬品業界のニーズに応える。
インディアナ州は、米国中西部における重要な物流拠点で、多くの製薬会社やライフサイエンス関連企業が集積している。
近年、温度管理ができてcGMPにも準拠した物流施設への需要が急速に拡大していることから、MDロジスティクスは段階的な施設改修を進めてきた。
■施設概要
所在地：700 Perry Rd. Plainfield, IN 46168
全館面積：3万7000m2
対応温度帯：2～8℃、15～25℃（2温度帯）
主要設備：定温倉庫、冷蔵倉庫、温度監視システム、監視カメラ、アクセス制御、発電機
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