アスクルは11月12日、ランサムウェア攻撃によるシステム障害に関し、サービス復旧に向けた取り組みの進ちょく(第8報)を発表した。
現在、ASKUL(事業所向け)サービスを先行して対応を進め、サービスのWebサイトはセキュリティ対策を強化し安全性を確認した上で再開、出荷は安定稼働を確認しながら順次拡大する方針。
その第2弾として12日、Web注文・手運用の出荷トライアルを開始。FAXに加え、ソロエルアリーナWebサイトでの注文を再開した。出荷拠点は、箱単位の場合、新木場物流センター、ASKUL大阪DCほか仙台、横浜、名古屋、関西、福岡の計7拠点。医療機器・衛生材料等メディカル品の単品注文はASKUL東京DC。
さらに第2弾の拡大として同日、直送を一部再開。ソロエルアリーナWebサイトで注文した顧客に対し、文具、日用品、飲食消耗品、PC周辺機器など、サプライヤーからの直送品を対象に、各サプライヤー拠点から出荷する。約200万アイテム(9サプライヤー)から順次拡大していく。
本格復旧フェーズは12月上旬以降の見通しで、ASKUL Webサイトでの注文と一部物流センターからの通常出荷を再開予定。順次、稼働センターを拡大する。
アスクル/ランサムウェア感染第3報、一部商品を手運用で出荷トライアルを開始