セイノーホールディングスは2月4~10日、栃木県鹿沼市、鹿沼梱包運輸、とちぎコープ生活協同組合とともに、鹿沼市内でドローン配送の実証実験を行い、山間部への小ロット配送をドローンに代替することで、トラック走行距離の約6.1%削減が可能であるとの試算を裏付ける運行データを取得した。
実験では、鹿沼市特有の山間地形でのドローン配送の社会実装に向けて、鹿沼市、地元物流企業、物流プラットフォーマーが連携し、鹿沼市内の3つの異なるルートで、「物流効率化」「技術的安全性」「サービス受容性」の3つの観点から検証。
物流効率化の検証では、鹿沼梱包運輸の既存トラック網とドローン配送を連動させた結果、山間部(粟野・南摩・粕尾・永野地区)への小ロット配送をドローンに代替することで、トラック走行距離の約6.1%(年間1370km相当、46便)の配送削減が可能であるとの試算を裏付ける運行データを取得した。
技術的安全性については、スノーピーク鹿沼(観光施設)、鹿沼72カントリークラブ(ゴルフ場)、個人宅(とちぎコープ組合員宅)という異なる着陸環境で、レベル3.5飛行(補助者なし目視外飛行)を実施し、起伏の激しい山間部や着陸スペースが限られる個人宅の庭先(約8m四方想定)であっても、遠隔運航管理により数センチ単位の精度で安全に離発着できる技術が実証された。
サービス受容性については、日用品配送や観光施設でのオンデマンド配送を通じて、住民や観光客から好意的な反応が得られるとともに、配送網が災害時(道路寸断時)には孤立集落への物資輸送手段として機能することも確認でき、平時・有事を問わない「フェーズフリー」な地域インフラとしての有効性が示された。
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