古野電気/一般貨物搭載の自動運転で世界初の商用運航、内航コンテナ船で実施

2026年03月16日/IT・機器

古野電気は3月16日、自動運航船として新造された定期内航コンテナ船「げんぶ」が、自動運転レベル4相当での商用運航を開始したと発表した。一般貨物を搭載した同条件での商用運航は、これが世界初となる。

<内航コンテナ船「げんぶ」>
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古野電気は、公益財団法人日本財団が2020年2月より推進する無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」に第1ステージより参画。

自動運航船として、唯一新造された定期内航コンテナ船「げんぶ」の自動運航実証実験が完了したことで、日本海事協会による自動運航船に関する認証を1月26日付で取得。

さらに、自動運航船として国土交通省の船舶検査にも1月28日付で合格したことで、1月30日より自動運転レベル4相当で一般貨物を搭載した世界初の商用運航を開始した。

なお、船舶における自動運転レベル4の表記は、自動運転定義をIMO(国際海事機関)等で現在議論中であるため、便宜的に自動車の定義を流用した表記としている。ここでは、完全自動運航が一部可能な技術段階で、特定エリアや条件下で人の介入が不要な完全自動運転を指す。

<内航コンテナ船「げんぶ」船内ブリッジ>
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無人運航機能をすべて備えた新造コンテナ船「げんぶ」において、古野電気は自動運航機能の中核となる避航操船支援システムを開発・搭載している。

同システムでは、周囲の船舶・障害物や自船の計画経路を考慮した避航提案経路を自動計算し、避航判断の安全確認を支援する。また、日本海事協会の技術認証(Technology Qualification:TQ)を取得しており、第三者機関により安全性が検証されたものとなっている。

また、船内設計としてブリッジコンソールには、着座位置(前・中・後)に応じて役割を明確に分けた操作機器配置を採用。一人当直であっても、それぞれの操船シーンに応じて無理なく操作・確認が行えるブリッジ構成としている。

古野電気は、船員不足や労務負担の軽減、海難事故の防止といった内航海運が抱える課題の解決に向け、今後もMEGURI2040を通じて無人運航船技術の発展と普及に貢献していくとしている。

日本財団/定期航路で世界初、自動運転レベル4相当での一般貨物搭載商用運航

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