商船三井は6月8日、日本政策投資銀行(以下:DBJ)による「DBJ環境格付」を取得し、これに基づく融資をDBJより受けたと発表した。
DBJ環境格付を取得するのは、海運業界では初めてで、環境への配慮に対する取り組みが特に先進的という最高ランクでの格付となった。
DBJ環境格付は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定の上、得点に応じて3段階の適用金利が設定される。
今回の最高ランクでの格付取得は、同社がこれまで取り組んできた、CO2排出削減に向けた次世代船構想「船舶維新」プロジェクトの推進や効率的運航を追求した「ECO SALING」の徹底などによる環境保全対策に加え、24時間体制で全運航船をモニターする「安全運航支援センター」の設置による安全運航の徹底などが評価された。