大成建設と豊橋技術科学大学は9月25日、屋内を走行する搬送システムなどの電動カートに対して建物の床からワイヤレスで電力を供給できる「電化フロア電動カート」を開発したと発表した。
電動カートと建物床材、高周波電源装置を一体化し、電動カートにワイヤレスで給電可能な電化フロアを開発した。電動カートはワイヤレス給電式電気自動車の原理を応用した。
電化フロアは構成する「コンクリート系・アスファルト系の床材」、「電極線路」、「金属箔」などの部材を適切に組み合わせることで電力エネルギーを効率的に電動カートに送ることが可能となった。
今後は、この技術を実用化し、生産施設や物流施設など屋内で利用する電動搬送システムとして積極的に技術提案していく。