チェックポイントシステムズ(チェックポイント)は12月11日、スポーツ用品小売業で世界第2位のデカトロン社(DECATHLON)との提携を発表した。
世界中に展開する400以上のデカトロン社の店舗に対し、RFIDソリューションの導入を行っていく。
製造・流通段階で商品にRFIDタグを貼付するソースタギング・プログラムをさらに拡大し、世界全店の何百万点もの商品に対してソースタギングを実施する。
商品に取り付けるRFIDタグは、アジアやヨーロッパに展開するチェックポイント社のサービス拠点から、デカトロン社のベンダーに5日以内に納品される。
高速で高品質の印刷を実現しているのと同時に、企業と環境に対する社会的責任というデカトロン社の要件を満たしており、届けられる全てのRFIDタグは正確にエンコードされている。
RFIDソースタギングの導入によって、店舗では納品後すぐに商品陳列が可能。
従業員は手作業による納品確認作業やラベル貼付作業から解放され、製造・流通段階で商品にタグを貼付するソースタギングは、効率化による収益性向上を図ることができる。
デカトロン社の大きな課題は、店舗内の在庫可視性向上と、ロス対策を両立させること。そこで、チェックポイント社独自の技術である「Wirama Radar」のテストを行い、デカトロン社にとって必要な性能が得られることを確認した。
Wirama Radarは店内のタグの付いた商品位置とその移動方向を特定することによって、商品が単に出口付近に陳列されているのか、それとも盗難の可能性があるのかを識別できる技術で、盗難の可能性がある商品をより正確に特定し、精度の高いロス対策を実施できる。