パナソニックシステムネットワークスは3月7日、約300m先から飛来するドローンを確認することができる「ドローン検知システム」を開発し、システムの受注を開始する。
32個のマイクを円形に配置したマイクアレイ構成の「集音マイク」によって、ドローンの飛来音を検知するシステム。
ドローン特有のローター回転音、風切音などを全方位マイクで検知し、32個のマイクへの入力音信号が特定方向に対して位相が揃う条件で信号加算を行い、ドローンの飛行音があれば信号強度が上昇することで検知する仕組みになっている。
昼夜に対応した旋回・チルト、ズーム機能を搭載した監視カメラシステムと連携・システムアップすることで、マイクで飛来音を検知した後、ドローン機体をカメラの映像で確認することが可能だ。
パナソニックでは、このシステムを官公庁と警備会社をはじめ機密保持が必要な企業・団体へ向け提供していく。