三井造船は7月24日、同社が導入したコンテナクレーンのアフターサービスを行うことを目的に、2018年1月にマレーシアのクランにサービス拠点を設立すると発表した。
マレーシアのクラン港は、世界12位のコンテナ取扱量を誇り、三井造船のコンテナクレーンの最大顧客であるWestports Malaysia社が経営するターミナルが同港の貨物の7割以上を扱っている。
このサービス拠点は、今後、電気品更新、省エネ・能力アップ改造等の現地工事、及び予備品・消耗品の需要が予想されるWestports Malaysia社及びマレーシア他港にアフターサービスを提供する。
三井造船は、今年度から始まった2017年度中期経営計画の戦略の柱として「製品・サービスの付加価値向上」、「周辺サービスの拡大・強化」を掲げている。このサービス拠点は、その施策として「成長分野であるコンテナクレーンのアフターサービス事業」に注力するために「グローバル事業体制の強化による事業・サービス領域の拡大」と「顧客密着型アフターサービスの提供」の一環として設置されるもの。
将来的にはマレーシア周辺国を含めた東南アジア地区のコンテナクレーンのアフターサービス事業拠点として事業展開を行う計画だ。
■概要
社名:MES Technoservice Malaysia Sdn.Bhd.(MTM)
所在地:マレーシア クラン
資本金:270万MYR(マレーシア・リンギ)約7000万円
営業開始日:2018年1月1日