日本通運は7月24日、成田空港から約5㎞の自社物流センター内に、厳格な温度管理が可能な国際航空貨物の物流拠点として、冷凍・冷蔵施設「Narita Temperature Controlled HUB」を新設し、7月12日から営業を開始したと発表した。
施設は温度管理として、15℃~25℃(定温)、2℃~8℃(冷蔵)、-20℃以下(冷凍)の3温度帯に対応。
温度を常時システム監視することで、バリデーション(妥当性確認)結果の提示が可能。
また、設定温度条件から逸脱した場合には、システムによる警告発報で即時認識が可能だ。
品質の確保面では、非常用バックアップ電源の設置、定温庫内でリーファーコンテナの宮殿が可能だ。さらに、防塵床、防虫、内壁静電防止仕様も施している。
セキュリティ面では、施設内に監視カメラシステムを設置、全室ICタグにより、入退室を管理する。
医薬品に関しては、世界的にGDP(輸送・保管過程での医薬品の品質を確保することを目的とした基準)をはじめとした品質基準のへの厳格な対応が求められており、新設した「Narita Temperature Controlled HUB」では、GDPに準拠した温度・品質管理体制のもと、安全かつ高品質な温度管理輸送サービスを提供する。
■施設概要
名称:Narita Temperature Controlled HUB
住所:成田市東和泉字境前443-50 成田空港物流センター一般棟2階
床面積:1320m2
認証取得:ISO9001(品質)、ISO14001(環境)、AEO保税蔵置場
サービスの内容: