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旭硝子、三菱商事/情報システム部門の運営で協業開始

2001年09月10日/未分類

旭硝子(株)と、三菱商事(株)は、情報システム部門の運営について協業を開始する。
旭硝子は、本年10月1日から、同社の情報システム部門の業務を、三菱商事のIT分野における戦略子会社である(株)アイ・ティ・フロンティア(本社:東京、日和崎一郎社長、)にアウトソースする。
旭硝子の情報システムセンター部員全員(約55名)がITフロンティアに出向し、ITフロンティアが旭硝子の情報システム業務を受託・運営する。
グローバルな企業間競争が激しくなる中で、情報システムや経理・人事といった管理業務にも、高度な専門ノウハウが必要とされている。これら企業活動に共通する経営インフラを、夫々が自前で抱えるより、専門家集団に集約した方が、人材・技術・ノウハウの質も高まり、同時に、運営・維持コストも下がって、リスクも分散される。90年代に米国で普及したこういったアウトソースの戦略的活用が、近年、日本でも急速に広がりつつある。
連結マネジメントシステムやeビジネスなど今後益々ITの高度活用が求められる中、旭硝子は、情報システム部門の運営をITフロンティアに委託・集約し、自らは、経営・事業戦略の中でIT活用の企画・推進に専念する。
より大きな組織で情報システムが運営されることにより、スケールメリットを生かしながら、最新技術の導入を効率的に行えることが期待されるとともに、今後、本スキームにより、旭硝子単体だけでなく、グループ企業全体でITを高度活用することも可能となる。
三菱商事は、80年代半ばから、管理部門の大半をスピン・アウトし、市場性のあるプロフェッショナル・サービスとして事業化を進めてきた。各社は外販事業を拡大し、更に、自らの経験・ノウハウを活かしたアウトソース受託事業を推進中。
IT分野では、ことし4月、IT関連事業会社を統合し、日本IBMをパートナーとして、ITフロンティアを設立したが、同社は、アウトソーシングを中核としたITサービスを戦略事業と位置付けている。
同社のサービス事業は、あらゆるメーカーのハード・ソフトに対応できるマルチベンダー対応。また、人事・財経等の専門サービス子会社群とも連携を取りながら、リアルビジネスにおける商社の実務知識・経験に基づくシステム運用サービスを提供できることが、特長となっている。
(株)アイ・ティ・フロンティアの概要
三菱商事の子会社としてITソリューション関連事業を展開してきた「三菱事務機械株式会社」、「株式会社エイ・エス・ティ」、「株式会社アイ ティ コマース」、「株式会社エム・シー・テクノサーブ」、「株式会社シリウス」の5社をことし4月統合合併して発足させた戦略子会社。三菱商事新機能事業グループからさらに人員を強化し、経営資源の集中とソリューション力の強化を図っている。
会長 : 小島 順彦(三菱商事株式会社取締役兼副社長執行役員)
社長 : 日和﨑一郎
資本金 : 43億円
社員数 : 1600人
売上高(2001年度予想) : 630億円

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