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東京海上火災保険/貨紙幣類・有価証券に新しい運送保険「マネーディフェンダー」新発売

2002年07月25日/未分類

東京海上火災保険(株)は、企業向けに現金や小切手、手形などの貨紙幣類・有価証券に係わる危険を総合的に補償する運送保険の新商品「マネーディフェンダー」を開発し、7月より発売を開始した。
「マネーディフェンダー」は、貨紙幣類・有価証券の輸送中・保管中に生じた損害を補償する従来の「有価証券・貨紙幣類年建運送保険」をベースに保険手配の事務手続きを簡素化し、顧客のセキュリティー実態に応じて保険料を設定する新しい保険商品。また、補償内容や補償金額なども顧客の要望に沿って設定可能なオーダーメード型商品。
主な特徴
1. 簡便な事務手続き
従来は1年間の期間建契約において、1回の輸送毎に輸送金額を把握し、1ヶ月毎にその合計金額を顧客から通知を受けていたが「マネーディフェンダー」では前年度の売上高を保険料の算出に使用することで、契約後の顧客の事務ロードが大幅に削減することが可能となった。
2. セキュリティー状況に応じた保険料
機械警備の導入など、顧客の保管中のセキュリティー状況が良好である場合には保険料に反映する。
商品開発の背景
1. 社会的な治安環境の悪化
「犯罪白書」によれば、平成9年以降の3年間の犯罪件数の増加率は「空き巣ねらい」で47.6%、「事務所荒らし」で51.7%、「金庫破り」については平成元年からの12年間で353.9%増加している。
2. ニーズの顕在化
こうした治安の悪化も影響し、貨紙幣類・有価証券を対象とした同社の運送保険は、2000年度から2001年度にかけて保険料で約4%、契約件数は約7%の伸びを示しており、顧客のニーズが増大してきたことから、今回、使い勝手の良い新商品を開発したもの。
契約例
対象:売上高100億円の一般企業
支払い限度額:(貨紙幣類)1億円、(貨紙幣類・有価証券合算)5億円
保管条件:(貨紙幣類)2ヶ月限度、(有価証券)2ヶ月限度
その他条件:保管場所に警備会社による機械警備を導入済み
年間保険料:約100万円

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