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日本IBM/PCとプリンターの一括配送を開始

2002年10月31日/未分類

日本IBM(株)は、(株)リコーの協力のもと、ことし12月から製品配送における環境への新たな取り組みを開始する。
日本IBMは、メモリー容量追加などのハードウェアのキッティングや、業務アプリケーションの導入など、カスタマイズ仕様のPCを大量導入する企業の顧客を対象に、顧客がリコー製プリンターも同時に購入する場合は、希望により、日本IBMの生産・物流拠点である綾瀬IFC(Integrated Fullfillment Center 神奈川県綾瀬市)から、PCとプリンターを一括して配送・納品する。
従来、両社の拠点から別々に行っていた配送を集約することで、トラックから排出するCO2を削減し、さらに循環型の梱包(通い箱)を用いることにより環境負荷を低減できる。
IBMグループは、1967年から世界的に統一した環境ポリシーを制定するなど、長年にわたって環境問題に取り組んでおり、このポリシーに基づき、開発から製造、販売・サービス、リサイクル・廃棄にいたる製品のライフ・サイクル全般、ひいては組織や人材、環境管理システムの整備など、事業活動の様々な分野において多くの施策を行ってきた。
PC事業においても、それらの活動の一環として、製品の部品・材料の選定、設計、組み立て、再利用可能なノートPCの通い箱など、あらゆる工程において環境に配慮している。
環境経営で先行するリコーは、環境負荷低減と生産・物流システムの革新を同時に実現するものとして、プリンターの「工場キッティング」に取り組んでいる。
顧客の要望に応じてオプション、メモリーの追加、IPアドレス等のネットワーク設定を行い、循環型でフレキシブルな梱包形態である「簡易ラック」を活用することで納品後に発生する廃棄物をほぼゼロにまで削減し、環境負荷の低減に努めている。
今回この2社が協力することにより、より一層の環境への貢献をはかるとともに、環境に対する意識の高い企業や自治体の顧客を中心に、こうした取り組みを積極的に推進していく。

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