SAP CRM ／IBMのeServer iSeriesで稼動可能

日本IBM(株)とSAPジャパン(株)は、SAPが提供するCRMコンポーネント・ソフトウェア「SAP CRM」最新バージョン日本語対応版が、IBMの統合アプリケーション・サーバー「IBMR eServer iSeries」上で稼動可能になったことを発表した。
これにより、SAP CRM 最新バージョンの稼動環境として、いち早く検証を終えた形となり、iSeriesが広く使われている中堅企業を中心に、効率的な運用管理を重視したCRM構築のニーズに迅速に対応できるようになる。
近年、中堅企業ではERP導入に続き、CRMへの取り組みが本格化しており、すでにiSeries上で基幹システムを構築している中堅企業では、基幹系システムと同一のOSでCRMのシステム運用を管理したいとのニーズが高まっていた。
SAP CRMはこれまで、IBM eServer xSeries/ pSeries/ zSeries 上での動作確認ができていたが、今回iSeries 上での稼動が可能となったことにより、すべてのIBM eServer上で 稼動可能となる。
これにより、iSeriesを使用されている企業でもCRMと、既に同サーバーで実績のあるERPとのシームレスな連携が可能となり、システムの運用効率の向上が図れる。
「IBM eServer iSeries 」は、世界150ケ国で20万社以上の顧客によって利用されており、ミッドレンジ・サーバー市場のトップシェアを持っており、SAPシステム構築においても、すでに世界で1600件以上採用されている。