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ハマキョウレックス/新中期経営計画策定

2003年03月20日/未分類

(株)ハマキョウレックスは、業績向上と基盤構築を目指した3ヵ年(平成15年4月~平成18年3月)の新中期経営計画"Challenge Tomorrow PartIII"を策定した。
同社の目指す方向
(1)"脱"運送業を旗印に、物流と流通が融合した「物流通業」の集大成を目指す。
(2)顧客の繁栄を維持・拡大する仕組みを提供する「顧客貢献型企業」を目指す。
(3)従来の枠にとらわれず"知恵を結集"した「未来型企業集団」を目指す。
(4)物流業界でのプレゼンス向上を目標に「質的内容において日本一の物流企業」を目指す。
事業展開方針
(1)3PL事業を中心に事業展開を進めていく方針
・基本的には、物流への取組みは業種を特定せず何にでも取組んで行く
・その中で冷凍、冷蔵を中心とする食品業界への取組みを当社のアセット物流と位置付け積極的に対応していく
(2)中国上海市での物流検品センターの一層の充実と国内ルートの開発を進めていく方針
・中国から輸入する国内業者の開発
(3)全国ネット網構築への検討着手
・各地域単位の物流業者と協力し、全国配送システム構築への研究
(4)グループ間の連携強化
3.経営課題
(1)物流センターの充実と新規拡大(2)収益体質の強化(3)組織の活性化と人材育成(4)環境への取組み(5)企業倫理の確立
具体的目標
(1)連結ベースとして、平成18年3月期営業収益320億円(増加率54.6%)、経常利益25億円(増加率85.2%)を目指す。
(2)物流センター数は毎期6~8カ所立上げ、平成18年3月期50センター(+23)を目指す。
(3)物流センターは状況に応じて新設(自前)又は賃借のどちらかとする。
(4)設備投資は総額42億円、うち物流センター新設分は25億円を見込むも、投資は受注建設を基本とする。
(5)設備投資等に対応する資本政策は銀行借入を中心に資金調達を行なっていく。
(6)有利子負債は3年間で14億円圧縮予定。
経営課題への取組み
「物流センターの充実と新規拡大」へ注力し、物流センター数50ヵ所達成が鍵。今、各企業が物流改革を目指し、物流をアウトソーシングするべく良きパートナーを求めており、グループは業界に先駆け3PL事業に着手し、取引先の物流費軽減に寄与している実績をふまえ、競争に打勝ち目標必達を目指す。
「収益体質の強化」は、営業収益320億円(54.6%増)、経常利益25億円(85.2%)を目標とする。過去の中期経営計画における経常利益実績(PartI65.1%・PartII95.1%見込み)から見て十分達成できる。上記センター目標必達と併進していく予定で、有利子負債を14億円圧縮する。これは約定返済に加え、家賃保証金の返還等が大きな要因。
「組織の活性化と人材育成」は、営業戦略強化のため「営業開発室」を設け、専任者による営業推進と人材育成を図る。更にはセンター長に権限委譲と責任体制を確立し、各センターのレベルアップを図る。
「環境への取組み」は、新排ガス基準車両の導入・代替適用の順次実施
PV(微粒子規制)対策等に積極的に対処し、CNGトラックの導入、アイドリングストップの実施、スピードリミッターの取付けにより交通安全対策を強化する。
「企業倫理の確立」は、現在社会的にも問題になっております企業倫理への対応として、倫理委員会を設立しコンプライアンス・マインド(遵法精神)の徹底と併せ、交通法規の遵守による交通安全の徹底を図っていく。
グループのセグメント別諸施策
「物流センター事業」は、営業収益の90%以上をしめ主力事業。営業戦略は、基本的には"取引先に応じ全国どこへでも"であるが、現在、北海道から神戸までのエリアで事業展開をしている。
地区別シェア-は関東地区が60%を占め、中部、関西地区の順で、引続き関東地区に注力していき、関西地区への開拓が課題と考えている。平成18年3月期は営業収益295億54百万円(57.5%増)を見込んでいる。
「一般貨物自動車運送事業」は、業界動向から見て業績アップは大きく望めないものの、グループ間の連携と提案営業を積極的に進め取引拡大を図っていく。
平成18年3月期は営業収益23億58百万円(28.4%増)を見込んでいる。

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