ジェイアール東日本情報システム／ＮＥＣ・シスコと共同で全社レベルのＩＰテレフォニー導入

（株）ジェイアール東日本情報システム(以下：ＪＥＩＳ)は、ネットワーク関連のコスト削減と業務の生産性向上を目的とし、全社レベルでのＩＰテレフォニー導入を、日本電気（株）とシスコシステムズ（株）と共同で実施した。
ＪＥＩＳが導入したＩＰテレフォニーは、東京都内および盛岡・秋田・新潟・仙台・大宮・長野などの１９拠点を結ぶ通信網をＩＰネットワークに統合し、約１６００台のＩＰ電話機を採用したもの。
音声系ネットワークとデータ系ネットワークの統合により、電話回線使用料を低減したほか、ネットワーク機器の共用化、電話網・ＬＡＮケーブルなどの屋内配線設備の効率化などを図っている。
また、電話の呼制御などを行う音声サーバ「CallManager」の導入により、人事異動にともなうＰＢＸ(構内交換機)の設定変更の外注が不要になるため、ネットワークの監視・運用管理などの工数の削減が期待できる。
電子電話帳とＩＰ電話機の連携や在席情報管理などを実現したソフトウェアを新たにＪＥＩＳで自社開発して導入している。
これにより、相手の状況を確認してから電話をかけることが可能となり、電話の取次ぎや伝言、作業の中断などの低減を図っている。また、不在時のボイスメールや外出先からのメッセージ確認、電子メールの読み上げ機能などの導入により、スムーズな業務連絡を可能とし、生産性向上を実現している。