(株)丸運の平成16年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記の通り。
当上半期におけるわが国経済は、輸出の好調により景気が下げ止まり、緩やかながらも回復基調となった。
しかしながら、内需への依存度が高い流通業などの非製造業にあっては、依然足踏み状態が続く展開となっている。
運輸業界は、公共投資の落込みによる建設関連貨物の不振が国内貨物輸送量を大きく下押しする厳しい状況となっている。
生産関連貨物は、設備投資に回復の兆しがみられるものの依然動きが鈍く、消費関連貨物は、個人消費の伸びの鈍化に冷夏の影響が加わって、総体として増加が見込まれない状況にあり、今年度の総輸送量は前年度比2.6%減と4年連続のマイナスと予想されている。
このような状況のもと、同社グループは、積極的な営業活動を行い物量の確保に努めた結果、取扱数量増となり、当中間期連結営業収益は261億9千5百万円と前年同期に対し10.4%の増収となった。
連結経常利益は、石油輸送部門の事業再構築による収益改善が図られたこと、また引続き業務全般に亘る効率化とコスト削減に努めた結果、4億9千4百万円と前年同期に対し38.0%の増益となった。
この結果、連結中間利益は2億2千5百万円となり2円50銭の中間配当を予定通り実施する。
部門別の営業収益は、一般貨物輸送部門は132億6千7百万円と前年同期に対し0.5%の増収、液体輸送部門は91億5千8百万円と前年同期に対し43.3%の増収、保管部門は17億5千8百万円と前年同期に対し4.6%の減収、鉄道利用運送部門は14億3千3百万円と前年同期に対し3.5%の減収となった。
通期の見通し
わが国経済は、景気が底離れしつつあるものの、円高進行や金利上昇などの懸念材料もあり景気の先行きはまだ予断を許さないものがある。
一方、運輸業界は輸送需要が低迷する中、環境対策や安全対策のためのコストアップ要因も加わり、依然厳しい経営環境が続くものと予想される。
このような状況下、同社グループは、排ガス規制等の環境対策や安全対策に万全を期し、営業収益の確保と収支改善のための諸施策をグループ一丸となって引続き強力に推進してまいります。
下半期は、一般貨物の積極的な営業展開に加え、石油類が需要期に入ることもあり、取扱数量と営業収益の増加を見込んでいる。
通期の連結業績予想は、営業収益542億円、経常利益10億5千万円、当期純利益は4億5千万円を見込んでいる。
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丸運/平成16年3月期中間決算短信(連結)
2003年11月16日/未分類
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