(株)住友倉庫の平成16年3月期の中間決算短信(連結)の経営成績は下記の通り。
経営成績
当中間期の概況
①全般の概況
当中間期のわが国経済は、個人消費は依然停滞を続けたが、設備投資に持ち直しの傾向が現れたほか、輸出も概ね堅調に推移するなど、景気は緩やかながらも回復の兆しが見られた。
この間、倉庫・港運等物流業界は、貨物保管残高は前年同期をさらに下回り低水準となったが、荷動きは復調の気配を示した。
一方、不動産業界は、オフィスビルの大量供給に伴って賃貸料相場が低下するなど、厳しさが増した。
同社及び連結子会社は、このような情勢のもとで営業活動を一段と強化した結果、当中間期の営業収益は46 762百万円と前年中間期を3.6%上回った。
利益段階も、販売費及び一般管理費の減少等もあり、営業利益、経常利益ともに前年中間期を上回り、特別損失に東京住友ツインビルディングのリニューアル工事による特別営繕費等を計上したが、中間純利益も1 658百万円と前年中間期比47.8%の増益となった。
②セグメント別の概況
(物流業)
倉庫業は、貨物保管残高が前年中間期を上回り、倉庫業収益は6 546百万円(前年中間期比3.3%増)となった。
港湾運送業は、一般荷捌業務が輸出貨物を中心に取扱いが増加するなど、港湾運送業収益は15 211百万円(前年中間期比4.1%増)となった。
国際輸送業は、日中間一貫輸送貨物の取扱いが引続き増加したほか、三国間輸送貨物や航空貨物の取扱いも順調に推移し、国際輸送業収益は9 128百万円(前年中間期比11.4%増)となった。
陸上運送業ほか収益は、陸運業務の新規取扱いなどにより8 971百万円(前年中間期比4.3%増)となった。
この結果、物流業全体の営業収益は、39 857百万円(前年中間期比5.6%増)となり、営業利益は901百万円(前年中間期比377.2%増)となった。
(不動産賃貸業)
ビル賃貸料を中心とした不動産賃貸業収益では、市況の低迷が影響して7 135百万円(前年中間期比6.5%減)となり、営業利益は3 627百万円(前年中間期比14.4%減)となった。
通期の見通し
①全般の見通し
今後のわが国経済は、米国をはじめとする世界経済の回復に伴い、輸出が増加し、景気の持ち直しが期待されているが、デフレの継続、個人消費の伸び悩みなど、先行きは依然として不安定な状況が続くものと予想される。
下半期の営業収益は、物流事業が引き続き堅調に推移するものと思われるので、ほぼ当中間期並みを見込み、通期では930億円(前期比1.4%増)を予想している。
利益段階の通期予想は、営業利益は57億円(前期比5.6%増)、経常利益は59億円(前期比10.3%増)、当期純利益は29億円(前期比53.0%増)と予想している。
また、同社単独の通期予想としましては、営業収益は690億円(前期比0.5%増)、営業利益は47億円(前期比10.5%減)、経常利益は49億円(前期比0.8%増)、当期純利益は24億円(前期比3.1%増)を予想している。
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住友倉庫/平成16年3月期 中間決算短信(連結)
2003年11月16日/未分類
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