インテル、SAPジャパン、NTTコミュニケーションズ、NEC／無線LANを活用した企業向けモバイルCRMソリューションで協業

インテル（株）、SAPジャパン（株）、NTTコミュニケーションズ（株）、日本電気（株）は、無線LANを活用した次世代の企業向けモバイルCRMソリューションの利用促進および市場開拓に向け、協業することで合意した。
今回の協業は、ビジネス分野において無線LANとCRMソリューションが効果的に利用可能なことを、 技術的観点はもとより、ビジネス・インフラ的見地から実証していくことが目的。
ノートブックPCと無線LANを利用したモバイル・アクセスに注目が集まっているが、その利用者の大半は家庭ユーザやSOHOであり、ビジネス・インフラとしては多数の企業に導入が始まっているものの、その利用形態は従来のオフィス内利用が中心。
本協業により、無線LANモビリティが場所・時間の制約を超えた情報インフラとして新たなステップへ移行し、特に顧客との接点を中心にサービス・レベルの向上を目的とするフィールド保守業務、営業支援、医療情報担当者業務システムなどの業務に新たな付加価値を提供する。
具体的には、参加各社のリソースをもちよることで、企業の営業担当者や保守サービス員などの外勤者が、営業支援業務をはじめとし、顧客先製品保守サービス業務や顧客管理業務などを社内外でシームレスに実現することを目指す。
これにより、顧客サービス・レベルの向上を目指す企業ユーザに競争力の高い、統合的なソリューションを提案し、企業の生産性および収益性の向上を支援する。
2004年前半を目標に、パイロット企業による検証を通じて、業務動線の最適化、最新技術による業務プロセス見直し、顧客サービス・レベル向上度を測定し、成果を発表する予定。
またパイロット活動の成果をそれぞれの製品・サービス計画に反映し、4社共同でのマーケティングに繋げて行けるよう協議を進めて行き、4社は共同で各種販促・技術支援セミナーの実施による市場開拓、導入見込み企業へのコンサルティング、ベンチマーキング、設計・構築支援サービス提供に向け協議を進めていく。