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呉羽化学工業、日本アイ・ビー・エム/医療廃棄物の無線ICタグ実証実験

2004年07月11日/未分類

呉羽化学工業(株)の関係会社で産業廃棄物処理業の呉羽環境(株)(以下:呉羽環境)は、日本アイ・ビー・エム(株)およびIBMビジネスコンサルティングサービス(株)の協力のもと、無線ICタグ(RFID)を利用した医療廃棄物のトレーサビリティに関する実証実験を7月12日から開始する。

今回の実証実験は、RFIDの有効性を確認するもので、日本IBMのRFIDソリューション検証施設である「RFIDソリューション・センター」において、呉羽環境が日頃使用しているダンボールやプラスチックといった様々な素材の数種類の容器に、RFIDと読み取り用アンテナを組み合わせ、電波の感度や読み取り精度などを調査することにより、RFIDの最適な実装方法や障害物の影響分析などの評価を行う。

呉羽環境では、日本IBM内の検証において良い結果が出た方法を、廃棄物処理の現場である呉羽環境において検証する。

廃棄物処理法の度重なる改正により、産業廃棄物の不法投棄に対する規制が強化され、不法投棄した行為者だけでなく、廃棄物を出した病院や工場などの排出事業者も罰せられるようになり、病院や工場などの事業者にとって、排出した廃棄物が正しく処理されていることの確認が、一層重要になっている。

今回の実証実験でRFIDの有効性が確認された場合は、次のステップとして、(社)呉羽会呉羽総合病院(以下:呉羽総合病院)と協力し、呉羽総合病院から出される医療廃棄物にRFIDを貼り、呉羽総合病院を出てからトラックで呉羽環境に輸送され、呉羽環境において処理される過程をトラッキングできる仕組みを構築する。

最終的には、複数の病院および複数の運搬業者と、医療廃棄物におけるトレーサビリティの仕組みを構築する。

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