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キユーソー流通システム/平成16年11月期 中間決算短信(連結)

2004年07月14日/未分類

(株)キユーソー流通システムの平成16年11月期 中間決算短信(連結) の経営成績は下記のとおり。

同社グループは中期経営計画をスタートさせ、お客様中心主義を前面にすえた「アセット型サードパーティロジスティクス事業」の提案型営業を積極的に展開し、既存顧客の領域拡大と新規顧客の獲得に注力した。

さらに機能と品質の強化による高品位物流を提供するために、全地球測位システム(GPS)・デジタル式タコメーター(運行記録計)の導入と同社グループと協力運送会社で組織するキユーソー会のISO9001の認証拡大に着手した。

また、キユーソーティス(株)の合併等、グループ再編による施策である車庫の統合、間接人員及び車両台数の最適化を推進し、さらなるコスト削減に努めた。

この結果、当中間期の営業収益は、既存顧客の領域拡大と食品卸業、外食チェーン等の新規顧客との業務開始もあり、592億82百万円と前年同期に比べ8億91百万円(1.5%増)の増収となった。

利益面は、貨物量の増加による資産稼動率の改善と前期の新設倉庫立ち上げ費用発生の反動とグループ再編によるコスト削減効果もあり、営業利益は17億20百万円と前年同期に比べ1億52百万円(9.7%増)、経常利益は16億51百万円と前年同期に比べ1億36百万円(9.0%増)、中間純利益は6億96百万円と前年同期に比べ90百万円(15.0%増)とそれぞれ増益となった。

事業の種類別セグメントの概況
(倉庫事業)
流通保管倉庫からの地域共同配送の提案型営業を積極的に展開し、既存顧客の領域拡大及び新規顧客開拓に努めました。また、仙台営業所の普通倉庫から冷凍倉庫への改造による低温保管能力の強化と栗橋営業所に危険物倉庫を新築し再寄託貨物の集約をはかった。

また、ISO9001の認証取得の拡大による品質強化と移動ラック内ピッキング作業と入出庫作業動線の改善を推し進め保管・作業効率の向上をはかった。

この結果、倉庫事業収益は既存顧客の領域拡大と新規顧客開拓の寄与もあり、105億82百万円と前年同期に比べ2億16百万円(2.1%増)の増収となり、営業利益は前期の新設倉庫立ち上げ費用がなくなったことと、稼働率の改善もあり2億91百万円と前年同期に比べ90百万円(44.7%増)の増益となりました。

(運送事業)
倉庫事業収益の改善に牽引され、既存顧客の領域拡大と川下物流を中心とした新規顧客の取扱量の伸長及びキユーソースルー便の取扱量の拡大に努めた。

また、グループ再編と運送コントロールセンター設置による運送効率の改善に努めるとともに、グループ会社とキユーソー会会員車両3,000台に、燃費効率と運転マナーの向上、リアルタイムなサービス機能・品質強化を目的に全地球測位システム(GPS)・デジタル式タコメーター(運行記録計)の導入を開始した。

また、協力運送会社で組織するキユーソー会としてISO9001認証取得に向けた委員会を設置し、キユーソー会会員での認証取得を推進している。

この結果、運送事業収益は川下物流の新規顧客の業務開始も寄与しつつあり、450億43百万円と前年同期に比べ8億23百万円(1.9%増)の増収となり、営業利益はグループ再編による車両台数の最適化等、運送改善効果により12億68百万円と前年同期に比べ75百万円(6.3%増)の増益となった。

(その他の事業)
燃料販売において原油の高騰から軽油販売単価の上昇による収入の伸長がありましたものの、車両販売では前期に生じた排ガス規制特需の反動により落ち込んだ。

この結果、その他の事業収益は、36億56百万円と前年同期に比べ1億48百万円(3.9%減)の減収となり、営業利益は1億48百万円と前年同期に比べ13百万円(8.4%減)の減益となった。

通期の見通し
下期のわが国経済は、輸出拡大による外需の牽引が期待されるため、当面景気は緩やかな回復傾向を辿るものの、中国経済の動向及び原油高に起因する原燃料、素材価格の高騰の懸念もあり、予断を許さない状況が続くものと思われる。

このような状況のなか、同社グループは中期経営計画に基づき、お客様中心主義施策を背景に、低温物流を中心とした機能と品質のさらなる向上を推し進め、物流ユニットによるお客様視点に立脚した「アセット型サードパーティロジスティクス事業」を積極展開するとともに、三位一体(営業企画、倉庫、運送)のグループ経営を推進する。

また、通期の見通しにつきましては、既存顧客の領域拡大と新規顧客の獲得も計画に沿って進捗しており、営業収益は、1,210億円と前期比25億47百万円の増収を予定している。

また、利益面は、倉庫事業における稼動率の向上とコスト改善の寄与もあり、営業利益38億60百万円と前期比2億88百万円増、経常利益36億30百万円と前期比1億84百万円増、当期純利益15億49百万円と前期比50百万円増とそれぞれ増益を見込んでいる。

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